シルバーアクセサリーを通販などで購入する際、貴金属の品位における単位で925があります。これは、1000分率で925が純銀が含まれているタイプです。純度が高い金属は適していません。銀は常温で保管していても、日が経つにつれて柔らかくなりやすいです。
925には、千分率で他の75は概ね銅で造られています。これはスターリングシルバーと言われていて、金属は時間の経過とともに固くなり、時効硬化に優れています。銀の柔らかくなる短所を補う役割をもたらします。
その他の割金を使う場合でも、925と名乗ることができます。ニッケルやアルミニウムなど、流動性を良くするうえスターリングシルバーよりも安い価格で販売されていることが多いです。ただし、銅と比較しても性能は劣りがちです。
シルバーアクセサリーと金属アレルギーとの関係
金属アレルギーへの考慮も、購入の際にチェックするべき一つのポイントです。純銀は、純金などと比べてもアレルギー症状を引き起こしにくい材質です。しかし、925など少なからず銀以外の金属を含ませることで、症状が出てしまう可能性があります。装飾品が肌に接触している状態では、汗など身体の反応からイオン化します。それが体内に浸透することで拒否反応を起こしてしまい、かゆみなどの症状があらわれます。
日本で使用禁止されているニッケルや、コバルトが含まれているシルバーアクセサリーは金属アレルギーを起こしやすいです。予め医療機関でパッチテストなどで診断をしてから購入することで、予防効果をもたらします。
金属アレルギーになった場合のポイントと予防法
アクセサリーを装着した後に、アレルギー反応がでる場合もあります。放置すると、炎症の悪化や身体全身に症状が進行してしまいます。医療機関を受診した際には、パッチテストを受けた後対象となった金属を生活場面で避けるための指導を受けます。そのうえで、ステロイドや抗ヒスタミン剤など相応の薬剤を使用して様子を見る流れです。
生活場面で使える予防法もあります。夏場や運動時にシルバーアクセサリーを装着すると、汗などでイオンが発生します。特に汗をかきやすい場合は、予め装着しないことです。装着したまま寝てしまった場合にもアレルギー反応が起こりますから、こまめに外すことも必要です。タトゥーなどを入れている場合は、インクでアレルギー反応が出ることもありますから注意が必要です。